我想創作那些源自日常感受的作品,把自己帶回到最初創作的狀態。在這樣的心境下
創作了「我的家庭作品」。他們本來就在我身邊,也存在於我的心中。__ 渡邊文
矢 , 2025
當我剛開始創作時,還是木雕師傅的學徒。每天,我的工作就是忠實地執行師傅交代
的任務。然而,在工作結束後,我開始為自己創作——那些尚未成為語言、藏於內心
深處的情感,沒有人對我說該怎麼做,我只是單純地表達自己。這是我的起點。
如今回看,已經超過十五年了。特別是在過去的五年間,透過作品,我遇見了許多
人,去過許多地方,也收到了無數珍貴的情感回饋。這讓我能夠創作出超越自身經驗
的作品,這些過程對我而言,就像是一場愉快的旅程。
然而,與此同時,我也開始渴望回歸那種毫無拘束的創作狀態,就像貓隨意尋找一處
陽光下的角落,像鳥兒築巢一般,純粹而自由地創作。
當我畫畫、雕刻木頭時,我珍視的是「不刻意去創作」的狀態。就像孩子隨心所欲地
塗鴉,我認為那樣的心境是最美的。但不知為何,當人成長後,這種狀態卻變得極為
困難。
現在正是時候回家(Home)了。
Home,是家,是歸屬之地。
正因為有家,旅程才顯得更有意義與樂趣。
我會先回家,然後,再次踏上愉快的旅途。
渡邊文矢 _ 家之所嚮
Home. Being there
策展團隊:中島GLAb
Date : 2025.04.18-05.18
Venue: Ippuku|林森40 (台中市大屯郡守官舍)
台中市西區林森路40號
OPEN 10:00-17:00
CLOSE at Mon. and Tus.
日常の感情から生まれる作品を作りたい――そうすることで、自分自身を創
作の原点へと立ち返らせたいと思いました。
そんな心境の中で生まれたのが、「家族作品」です。彼らはもともと僕のそ
ばにいて、そして心の中にも存在しています。
ーー渡邊文矢、2025年
創作を始めた頃、僕はまだ木彫職人の見習いでした。毎日、師匠から与えら
れた仕事を忠実にこなすのが僕の役目でした。その仕事が終わった後に自分
のための創作を始めました。言葉になる前の心の奥深くにある感情一ー誰に
も指示されず、ただ純粋に自分を表現するためだけの創作。それが僕の原点
です。
そこから、もう十五年以上の歳月が経ちました。特にこの五年間は、作品を
通して多くの人と出会い、さまざまな場所へ行き、数え切れないほどの貴重
な経験や感情を受け取りました。その体験により、僕自身が持っているもの
以上の作品を生み出すことができました。この過程は、まるで楽しい旅のよ
うでした。
しかし、同時にあのころのような自由な創作に戻りたいと強く思うようにな
りました。まるで猫が陽だまりの中でくつろぐように、鳥が巣を作るように
一一純粋で、自由な創作。
絵を描くとき、木を彫るとき、僕が大切にしているのは「作ろうとして作ら
ない」ことです。子どもが思うままに落書きをするように、その心の状態こ
そが最も美しいと感じるのです。でも、なぜか人は成長するにつれて、それ
がとても難しくなってしまいます。
いま僕はhomeへ帰る時だと感じました。
homeーーそれは家であり、自分自身へ帰る場所です。
家があるからこそ、旅はより意味深く、楽しいものになります。
僕は家に帰ります。
そして、もう一度喜びに満ちた旅へと出発するでしょう。